学校での体育、これは重要なモノだったんだなぁと、社会に出てから気付く事になった。
社会に出て、運動する機会がめっきりといって減ってしまった。その結果、体重は増えていくし、少し走っただけでも息切れしてしまう。
歳を重ねたという事もあるのだが、人間の身体とはつくり上げるのは難しいが、衰えるのは非常に簡単なんだなぁと実感した。
うちには、40代の親父がいる。親父は、全く運動もしないし、お酒も好きな為
年々腹がどんどん出てきているし、いかにもオッサン、といった感じだ。俺も歳を重ねると、こうなるのかと考えると正直イヤでしか無い。
最近、親父が病院に行って、浮かない顔をして家に帰ってきた。
その理由を聞いてみると、腹水と診断されたみたいなのだ。俺はその腹水という言葉を全く聞いたことがなかった為
どんな病気なのか訪ねてみると、お腹に水が溜まるとの事だった。
俺はおちょくって、そりゃあそんだけ飲み歩いて、運動もしなくかったらお腹に水も溜まるわな。
その腹は水が溜まりきってたのかぁ。なんて発すると、親父は返事をせず、ただ浮かない顔をしていた。
俺は、腹水を全く知らなかった為、何も考えずにそんな言葉を発してしまった。
実は、腹水は病名とは裏腹に、厄介な病気の一つである事を知ったのは、後の話しだった。